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日本の大企業にたっぷり接触した話

日本のとある大企業との長めのプロジェクトが先週無事終了。仕事の性質上、詳細はつまびらかにできないのですが、ここまで伝統的(ホシュテキ)な大企業との仕事は久々で、プロジェクトを通していろいろ気づきがあったので忘備録として。

ITツール
びっくりしたのは、社内のITツールがひと昔前(いやふた昔前?)のレガシーだった点。日本でもオープンイノベーションなど検討している大企業が増えているけれど、イノベーションを声高にいうのであれば、自社内の見直せるところからどんどん刷新していくべき。クラウドサービスを使うことに未だ支障があるとか、こちらであればビジネスの致命傷になりかねない欠陥であります。道具をばかにしてはいけない。

人材
びっくりするほど専門知識・ビジネス経験豊富な人材がさりげなく点在しているのだが、残念ながら日本の人事制度の中でその能力が有効活用されていなさそう。仕組みづくり(職務ベースの人事制度やフェアなインセンティブの設定など)重要。

米国大手IT企業群へのアウトリーチ
G
とか、Aとかの本体は、一見ビジネスパートナーとして無理めにみえて、及び腰になるところも多いでしょう。実際に協業のハードルは高く、そこに食い込んでいくのは相当チャレンジングである(それに関わらず、日本企業で当たって砕けろ的なやり方をするところもまた多い)。 ところが、愚直に自社製品の分析をして用意周到に資料・メッセージを作り直し、適切な担当者に対してしかるべきプロセス・文脈・人脈で接触すれば、意外なほど門戸は開けることを今回再認識(もちろんコンペティティブな製品をもっていることが前提)。下手に恐れる必要もなく、かといって相手を甘く見てもいけない*。 そしてそれに至るにはきちんと自分たち、相手、市場も理解していることが必要になる。当たり前のようだけれど以外にそれが手薄のところが多い。

時間管理
その企業をみていると、社内の報告作業に多大な時間を割いていたー 役員報告会?しかり、長々しい議事録しかり。 だれが読むのだろう? それを読んだことで生まれるあたらしいアクションアイテムがどのくらいあるのだろう? (その一方で、会議の目的設定・モデレーターの役割・アクションアイテムがあいまいだったり) 時間という有限な資源を無駄にしすぎていないないだろうか? その時間をぎゅっと100分の1に短縮して、それで生まれた時間を社外の企業・人材とのネットワークや新しい技術の勉強などなどインプットの時間を確保しないと、外のめまぐるしい動きに俊敏に対応していくのは、ますます困難になってしまう。

日本企業もやり方をかえればこちらのメインストリームでもっとやっていける可能性を持っている。 イノベーションはまず足元から、というのがおすすめです。

*ちなみに、アメリカのビジネス界でも、assertivenessというのは重要。 日本語で訳しづらいのだが、臆することなく、かといって威嚇するでもない、自信と謙虚さを兼ね備えた態度、というかんじ。

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