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コワーキングスペース 再考

最近は日本でも様々なタイプのコワーキングスペースができてきているようで、新しい働き方につながるオプションが増えるのはいいことです。

筆者もコワーキングスペースがベイエリアにでき始めの頃から一通り体験してきました。Plug and Playを皮切りに、Rocket Space, WeWork, Block71, Hatch, HackerDojo あたりには実際に登録して使っていましたし、それ以外にも Runway, NestGSV, PariSomaあたりはイベントやミーティングでちょくちょく訪問していた感じです。

近頃のコワーキングスペースはどこもインテリアが洒落ていて居心地のよさをアピールしているところが多く、それはそれで大きなセールスポイントだと思います。ただ、コワーキングスペースがコワーキングスペースとして機能するには洒落っ気だけではだめだというのを自分の体験から断言できます。

それではコワーキングスペースの肝とはなにかというと、それは一言で言うとである気がします。 コミュニティがオーガニックに育っていく最初の一歩は雑談。その雑談がしやすいよう、ちょっと汚いぐらい?の机が雑然と並んでいたり、知らない人にさりげなく話しかけやすいような、その拠点の中でムダなスポットがあるとかが好ましい。

初期のPlug and Playは本当にださい作りで(失礼!)、SFのヒップスター達から散々馬鹿にされていたものです。 しかし、空間にもスタッフ人材(そうとう若い人材をどんどん採用して実地で経験値を積ませる)にも、いい意味で隙があったPnPはしぶとくサバイブし、コミュニティがしっかり育ってきているように見受けられます (注)各コワーキングスペースの哲学・目指すところはそれぞれ違うので一概に判断することは難しいですが)。


反対に、以下のような場所(スペース)は隙がないように感じます。
ー インテリア雑誌にでてくるようなおしゃれインテリア(汚したら怒られそう)
ー 入り口のセキュリティが厳しすぎる
ー 整然と並んだ机
ー 静かすぎる

・・・と書いてみて、そうかムダなスポットかふむふむ、といってスペース設計するのもよいのですが、つまり何が言いたいかというと、やっぱり作りすぎ・作為的なのはだめなんじゃないかということ。入居者が自由に動きやすい・気負わずに能動的に話しやすい空間作り。当たり前の話ですが、コワーキングスペースの主役は人=そこの入居者自身そして彼らが創生するオーガニックなコミュニティ=無形のアセットであって、おしゃれ空間(そして入居者を”そのおしゃれ空間で働く自分”として満足させてしまう懸念)ではないからです。

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