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改めてシリコンバレーの産学連携について

2018年2月に、元Stanford大学学長のJohn Hennessy氏がGoogleの会長に就任した。

Stanford大学は、起業家を育てるトップ大学としての名をほしいままにしているが、これは実学志向のプログラムを推進した同氏の貢献が大きいとされる。そこで改めてHennessy氏の経歴を。

電子工学で学士、コンピュータ・サイエンスの博士号を取得。Stanford大学に勤務し始めた後、MIPSのプロジェクトに参加。サバティカル(こちらでは大企業や大学で、一定の期間勤務すると、有給で一年程度の休暇が取れるシステムが広く活用されている。そこでリフレッシュするとともに、新しい経験を積んで、それを本業にフィードバックすることも期待される)期間中に、スタートアップMIPS Computer Systemsを立ち上げる。

2018年には、RISCアーキテクチャの開発に関して、コンピュータ業界で非常に権威のあるチューリング賞を受賞。

他に以下の団体(主にコンピュータ業界関連)の名誉職についている:

  • IEEE
  • ACM
  • American Academy of Art and Science
  • National Academy of Science
  • National Academy of Engineering
  • Computer History Museum

Stanford大学では、Computer System Labのディレクターと会長、エンジニア学部のディーンを務めたが、ちなみに、2008年の同氏の給与は$1,091,589 (およそ1億円)とのことで、これはアメリカの大学学長で歴代23番目に高い給与とのこと。 (これ以上に稼ぐ学長が22人もいるのか。。。)

起業して、専門分野の論文もいくつも発表して、業界の権威のある賞も受賞している、筋金入りの技術系アントレプレナー兼研究者。そういった人物がStanford大学の学長を勤めていたのだから(そして今回Google (Alphabet)の会長に)、産学連携が掛け声だけではなくて、シリコンバレーのエコシステムをドライブする要因になったのは至極納得がいく話。

やっぱりIT業界(技術ドリブンの事業)が発展していく上で、大学の果たす役割は大きいと思うし、Stanford大学を見ていると、外に開かれたオープンネス、柔軟性、そしてスピードがアカデミアでも重要な要素だとつくづく感じる。

PS:  ベンチャーキャピタリストのMarc Andreessenは、同氏を敬愛を込めて”シリコンバレーのゴッドファーザー”と呼ぶそうな。

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